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競争の科学 7/9

  プロは、自分が不安を感じていると自覚している。
だがそれでもまだ、
  「状況をコントロールできる」
  「良いパフォーマンスをする準備ができている」
  「目標を達成できる」と信じている。
ストレスはあるが、それによって脅かされてはいない。

   先の「脅威的状況」「挑戦的状況」は、未熟者の捉え方で、プロはプレッシャーを楽しんでいるよ、と言っています。特にディフェンディングチャンピオンは、「脅威的状況」などと怖れていてはチャンピオンにとどまってはいられませんものね。
  不安が人にどんな影響を与えるか、について考察したのがこの章です。
  「人間の脳は、実際には起きていないことや、おそらくは実現しないだろうことを考えるのにかなりの時間を費やす。脳はそれを『実際の出来事とほぼ同じもの』として認識するために、現実の出来事に対してと同じようにこれらに熱心に思いを巡らせる。現実から逸脱した思考は逃れにくく脅迫的である」と悩みを生じさせるもととされています。これは良くわかりますね。あのときああすればよかった、などという後悔の念が浮かぶのはしょっちゅうです。それがパフォーマンスを低下させるもとになるのもわかります。そしてそれを抑えるために、仏教で「平常心」などの教えがあるのもこのことの重大性を示しています。
  この本では考察をもう一歩進めています。
不安レベルとパフォーマンスの関係を示すIZOF理論(Individual Zone of Optimal Functioning)というのがあり、良いパフォーマンスと不安レベルは個人によって異なることが示されているそうです。そして、不安・ストレスの多さと悩みの大きさとは別だとしています。つまり、不安があっても、本人にとって適切なレベルで、いろいろ思い悩むことなく状況をコントロールできているという捉え方ができていれば、最高のパフォーマンスを産み出すことが可能である、という結論です。

  「考えない練習 1/3」の世界「己の感情を見つめて、それをそのまま受け入れる。第三者の視点で切り離したうえで、肯定も否定もせず受け入れる」を思い出しました。ストレスを受け入れ、悩みを消し去り、最高のパフォーマンスを得るためのすばらしい教えだと改めて思いました。


 

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競争の科学 1/9

   競争の対象を狭めることで、
競合に打ち勝とうとする心理的作用は高まっていく。

 競争に関する人間の性質について、 科学的な裏付けに基づいて 書かれた説得力のある本です。一部のビジネス本にあるような断定的な物言いでなく、性格や状況に応じて適した行動が違うということもしっかり書かれており、誠実な内容だと感じられます。

 最初の言葉、実感とも合っており、なるほど競争心を煽るのに適当なやり方なのかなと思いました。
(1)少数のライバル。たいがい、ライバルは一人二人と相場は決まっています。あいつにだけは負けられない、というい心が闘争心に火をつけます。10人も20人もライバルがいるなんて話は聞いたことないし、そんなにいたら焦点が定まらず気が散ってしかたありません。
(2)接戦。きわどい試合になればお互い燃えてくるのは容易に想像できます。見学するほうもはらはらドキドキですね。接戦の相手というのは、「対象が狭められている」ということのようです。
 スポーツや競技だけでなく、ビジネスの場面でも対象を絞ることで競争に集中でき、いい効果が期待できるということです。コンペで競争相手が絞られはっきりしてくると、やはり燃えてきますもんね。


 

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申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。 6/6

  クライアントがもっともやってはいけないことは、
コンサルタントをやとって、自分たちのかわりに考えさせることだ。

   「自分自身がとことん考える」これがこの本のいたるところに出てくるメッセージです。
「企業の成功や失敗のカギをにぎるのは経営陣であるべきで、外部のアドバイザーまかせにすべきではない」
当たり前ですよね。まあ私はコンサルタントと直接会社の経営について語る機会があるわけではないのでよくはわかりませんが、「コンサルタント」を「ビジネスツール」に置き換えてみると自分のやっていることの危うさに気づかされます。自分の意志や深い考えなしに「SWOT分析」や「ポートフォリオ分析」などの戦略ツールを使うこと。深く考えずに「BSCのKPI」を設定すること、深く考えず、十分会話せず部下を評価ツールを使って評価すること、etc. etc...
 ビジネスツールはあくまでビジネスツール。これらのツールに使われるのではなく、使いこなすようにしたいものです。



 

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いつまでも考える、ひたすら考える 4/4

  自分が人間として大切にされていると感じることができていないから、
自分以外の人間を大切にすることができない。

  本文では、親としての子供への接し方についてのコメントにとどまらず、企業の管理職への接し方についても言及されています。曰く、
「父親であるところの大手企業の管理職氏もまた、企業の中で守られていないことを自覚しているからこそ、家族を捨ててまで会社の仕事にしがみついていることしかできないのだろう。自分が人間として大切にされていると感じることができていないから、自分以外の人間を大切にすることができない。悪循環とはこのことだ。」

  ちょっと奇抜な発想だったので印象に残りました。もしこれが本当なら、簡単に首を切ったり、転職する欧米などの企業に勤める人たちの多くは「自分以外の人間を大切にすることができない」人間ということになります。あるいは、他国の人たちは会社とは別に自分を大切にしてくれるコミュニティを持っているのかもしれません。

  いずれにしても、自分が大切にされる→自分以外の人間を大切にする、という因果関係の構図はあるように思います。児童心理学の分野でも「褒めて伸ばすことが大切」「愛情をそそぐことが大切」とか、「虐待する親自身被虐待児だったケースが多い」とはよく言われていることですよね。自分を大切にしてくれる場所を確保することは私が思っているより大切なことかもしれません。
 

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Fast and slow 3

文章の一部になじんでいるだけで、
全体に見覚えがあると感じ、真実と考える。

  これも、「システム1」の重要な特性。なじみのあることには寛容ということですね。よく、人を説得するときに難しい言葉を使ってしまうことがありますし、それで成功する例も多いと思います。けれども、これはどちらかというと、難しい話はめんどくさくなって、どうでもいいや、という気分にさせてしまうからではないかと思います。だから、もし真剣に・必死に討議しなければならない時にはあまり役に立たない。
  逆に、簡単な言葉で説明されると、それでわかった気になる、というのがこの主張。
 だから、簡単な言葉で間に合う時に難解な言葉を使ってはいけないといいます。あるいは、韻を踏むといい。スローガンや標語なんてこの実用例かもしれない。
名づけるなら発音し易い名前。
  単純接触効果、つまり何度も何度もその人、その情報に接するだけで信用する気分になるのも同じ。思い当たる節いろいろありますよね。この効果は、「まったく意識せずに見ているときのほうが、刺激としては強い」ということですから面白い。

 

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ビジネス書の気に入ったフレーズをデスクトップに貼り付けて自己啓発に努めています。その内容をこのブログにてアップします。

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