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複雑で単純な世界 2/3

 菌類のような生物学的ネットワークは、
資源を集中的に管理する仕組みもないのに、
養分供給の経路を変更することができる

  「これが解明できれば、ウォルマートなどの大手スーパーが品薄の各店舗への商品供給を監視する必要もなく、なりゆきにまかせておけばうまくいく仕組みが出来上がることになる。」とかかれています。すごいことですよね。流通革命がおきます。

  もしもこういう複雑系の制御がうまくできるようになったら、社会の様々な分野で将来この技術が展開される様子がイメージできます。電力を最適配分するスマートグリッドなんてこのシステムの実現に一番近いポジションにいるんじゃなかろうか。CO2の排出権取引もコントロールの要素が入ってきてレベルアップするかな。
  インターネットがすべてのモノに接続される時代、IoT/M2Mの世の中では、情報という資源が勝手にオーガナイズされるしくみがどんどん発達していきそうな気がします。
  人のネットワークに適用されたらどうなるか。中国のような社会主義国で、あるいは他の国でも知らず知らず国民のコントロールに使われるようになったら怖い。ある意味、マスメディアがもうすでに前の記事に書いた「調整因子」として国民のコントロールに寄与しているような気がしないでもない。

  どんどん複雑になっていく社会、このような分散コントロールのしくみは増えていかざるを得ない気がします。そのしくみが自動化され、複雑になり、そのうちにだれもそれを制御できなくなって・・・
   

 

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複雑で単純な世界 1/3

  系の挙動に大きな変化をもたらすには、
何とかして構成要素のすべてを知り尽くす
必要があるように思えてしまうかもしれない。
  だが、複雑系を制御するには必ずしもそのような
極端な手法を取る必要はなく、
「調整」をいくつか構成要素に施してやれば十分な場合が多い。

  この本、複雑系の研究を実際の社会などに適用して、現象を理解できる、さらにはコントロールできる可能性について述べた本です。レベルはまだまだですが、未来の人間社会にとってとても重要な分野になるのではないか、そんな予感を抱きながら読みました。
  古典的な制御理論では、物事の制御のためには全てのパラメータを定量的に正確に把握する事が必要です。しかし、複雑系ではそんなことは必要ないよ、と言ってます。新たな「調整因子」を注入してやればいい、と。
  本の中では、ロボットの分散制御が例に挙げられています。つまり、「ナノロボットの集団の行動を修正するのに、プログラムしなおすのではなく、新たなエージェントを投入する。」ということです。
  我々の体の中でも、数々の酵素が働いていますが、いかにもこの理論が応用されているようにみえます。今後の複雑系の理論の発展に期待!
   

 

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ThinkPadはこうして生まれた 2/5

  スペック競争が悪いとは思いません。
ただ、その数値が何を意味しているのかを知らないというのは
いささか困った話です。

   技術者ならあたり前、基本中の基本です。ここでは、アンテナ性能を3dB改善したという話が引き合いに出されていますが、その良さを実地試験で確認されています。
  数字だけが一人歩きしてしまう事例は、開発の現場でもちょくちょく起こりそうなことではありますが、注意し戒めないといけません。
  現代の世の中、たいした意味もなく数字を主張してその数字のイメージだけで消費者をひきつけようとする商品事例に事欠きません。技術者はこの風潮に染まってしまわないようにする必要があります。


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ThinkPadはこうして生まれた 1/5

  データを入力しさえすれば、イエスかノーかを
答えてくれるようなシミュレータは存在しません。
  自分の代わりに最終判断をしてくれる
プログラムもマシンもありません。

   ThinkPadの開発に携わってきたキーマンの書かれた本です。部下から面白いよと薦められたので借りて読みました。
  自分自身が苦労されてこられた経験に基づく本は、さらっと書かれていることにでもとても重みを感じます。 ここでは、設計に基づくシミュレーションの効用について述べられています。シミュレーション全盛時代の現代、技術者のはしくれである私には、まずこの言葉がアンテナに引っかかりました。
  シミュレーションで出てくるのは、ここをこうしたらこうなりますよ、という結果だけ。設計を進める過程で、トレードオフはいたるところに出てきます。どうトレードオフするのか、アグレッシブにいくのかコンサバティブにいくのか、いろいろな葛藤を経て設計を進めていきます。
  また、シミュレーションでかなりのことができてしまうので、その背景にある理論を理解していない人も増えてきているように感じます。これはたぶん日本だけの話ではないと思います。また、技術開発に限った話だけでもなく、社会経済でもこんな傾向が進んでいるのではないのでしょうか。シミュレーションがあれば自分は考えなくてもいいというのは大間違いです。シミュレーションとの付き合い方はしっかりと考えておかないといけないように思います。


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ビジネス書の気に入ったフレーズをデスクトップに貼り付けて自己啓発に努めています。その内容をこのブログにてアップします。

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