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「自己啓発病」社会

 自助が成り立つ社会とは利己社会ではない。
自助が成り立つ社会は、個人個人の自助が相互的に働いて
相互扶助が成り立つ社会なのである。

  ついついタイトルにひかれて買ってしまいました。さて、私を含む自己啓発本をいっぱい読む輩をどうやって糾弾するのか、と。
  なかなかくせのある内容ですが、結論から言えば、作者の言っているのは、私も好きな「逝きし世の面影」に記載された日本を理想とする「自助・互助・共助」の世の中にしよう、ということです。世の中の自己啓発本は、自助というキーワードで利己社会をはびこらせている、という論理で糾弾の対象になっているわけですが、直接に自己啓発本を読む人間を糾弾することがこの本の最終目的ではないようです。

  上のフレーズはこの本の結びの言葉で、私も全く同じ気持ちです。この本にも取り上げられている「逝きし世の面影」を読むと、確かに江戸末期~明治初期の日本は自助かつ互助社会だったと思いますし、こんな社会にしていきたいなあと思います。
  私の偏狭な知識の範囲で考える限り、古きよき日本の社会を取り戻すためには、新自由主義(ネオリベラリズム)の制限は当然のことで、護送船団方式と呼ばれたかっての日本のシステムに向かわなければいけないように思います。その先は、保護政策とか鎖国のような形につながるような気がして、現代の世界情勢を考えると難しい方向です。世界の競争原理に従い、かつ勝利していくためには開放政策、自由競争は必須でしょう。従って個々人の能力向上、意識向上はどうしても必要になってきます。そのためには自己啓発はどうしても続けていかないといけません。
  一方で、一部の自己啓発行為が利己主義につながるという著者の考えも否めません。利己主義は寂しい考えかただし、利己主義は得にならない、と私は思いますが、違う考えを持つ人も大勢いるでしょう。
  幸いなことに、利己主義を遠ざけ、互助・共助を柱とした組織論、簡単に言えば、「チーム皆がハッピーになれるようにがんばろう」という組織論はこのところ盛り上がってきているようですし(「なぜ社員はやる気をなくしているのか 3/4」「実践EQ 人と組織を活かす鉄則 3/4」「最強組織の法則 10/15」)、ES(Employee's Satisfaction)に価値を置いている企業も増えてきています。多くの人の支援、協力、共感を得ないと多くの仕事はやりにくくなってきているとも思います。現在の競争社会の中で「互助・共助」の考え方を広めていく一つのヒントとなるトレンドではないかと思います。
  「自己啓発」という「自助」を進めつつ、「互助・共助」を進め、皆でよい組織、よい社会、よい国を作っていく、新しい「逝きし世」を作っていく、私はそういう考え方を支持します。

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ビジネス書の気に入ったフレーズをデスクトップに貼り付けて自己啓発に努めています。その内容をこのブログにてアップします。

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