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鎖構造の問題は解決が難しいが、 その裏返しとして、優位性を築くこともまた可能である。 |
この本では鎖構造を持つ方針の事例として、IKEAを挙げてます。 内容はこの本を見てもらうとして、要は、一つ一つの方針が異色であるだけでなく、複数の方針要素が緊密に一体化しているため、他社は、その一面だけをまねてもそれほど効果はないし、何もかもまねようと思っても、それはゼロから事業を設計し直すことになり、現実的ではないから、と書かれています。 これを逆手にとることもできます。問題があちこちで発生していても、「強力なリーダーシップと計画的な取り組み」によりその問題を総合的に解決し、「鎖構造」を作り出すことができれば、逆に容易にまねできない大きな強みにできる、ってことです。 なるほどとは思いますが、そう簡単ではないだろうとも思います。ひとつ感じたのは、問題をわかりやすく分解して、別々に解決していくことは、コンセンサスを得やすいなどのメリットがあるかもしれないが、問題を矮小化して強い戦略につながっていかないかも知れないということ。 こういう話をうまく取り扱わなければならない時は、「システム思考」の出番かもしれません。 |
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