スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Fast and slow 1

困難な問題に直面したとき、
  私たちはしばしばより簡単な問題に答えて済ます。
しかも問題を置き換えたことに、
  たいていは気づいていない。

  この本、ノーベル経済学賞を受賞した、ダニエルカーネマンという人の書いた本です。そのトピックスは多くの心理学寄りのビジネス本と重なっており、それらの元ネタになっているのはないかと思いました。この本を見て初めて知ったことも数多くありますし、心理学の幅広い実証実験から導かれる結論はとても説得力があります。おすすめの一冊(二冊)です。

  基本的な概念は、人の脳の働きは「システム1」「システム2」のふたつに分かれているということ。「システム1」は、自動的に高速で働き、努力はほとんど不要、自分からコントロールしている感覚はない。一方、「システム2」は、複雑な知的活動に割り当て、主観的経験と関連づけられる。「システム2」は、意識的で論理的な自分を認識し、「システム2」こそが行動の主体であると考えてしまうが、常に動いている「システム1」が大きなポジションを占めている、というのが最新の心理学の結論とのことです。たしかに自分の心の中を振り返って見ると、両者の存在、なんとなく理解できます。ビジネス本によく出てくる「潜在意識」は、フロイトのいう潜在意識ではなく、「システム1」に近いものかもしれません。

  標記の言葉、これを、「直感的ヒューリスティックス」と言うそうです。例えば、「私はフォード株を買うべきか?」という問いかけは、システム1によって「私はフォードの車が好きか?」というすぐ答えられる問いに姿を変え、即座に暫定の答えを出す、ということです。それをゆっくり吟味して修正・却下するなり、後知恵のもっともらしい理由付けをするなり、ということをシステム2が受け持つ。
  システム2の働きは注意力が必要だし、疲れ易く怠け者、という性質があるそうです。ということは、システム1の結論を追認して後付けの理由で説明を済ますケースが結構ある、ということ。良い悪いはべつにして、人間はこういうプロセスで意志決定する、ということを知っておくだけでも、自分が下した判断のどこに注意を向けるべきかがわかって 自分の思考をブラッシュアップする助けになりそうです。

 

にほんブログ村 本ブログ ビジネス書へ
にほんブログ村

コメントの投稿

非公開コメント

ファスト&スロー

はじめまして!!

ダニエル・カーネマン「ファスト&スロー」
私も以前から気になっている一冊です。

上下巻セットで4000円以上するので、
まだ、購入しておりませんが…

是非、下巻の書評・感想もお願いします。

Re: ファスト&スロー

パチン・カーさま、こんにちは。コメントありがとうございます。
この本、私の読んだ本の中では間違いなくベスト10に入ります。4000円のもとは十分取れると思います。ピーター・センゲもいいですよね。
 これから上下巻合わせて10個あまりのフレーズを紹介しようと思っています。拙いコメントつけますが、よければ見てやってください。
プロフィール

Katttt!

Author:Katttt!
ビジネス書の気に入ったフレーズをデスクトップに貼り付けて自己啓発に努めています。その内容をこのブログにてアップします。

カテゴリ
最新記事
リンク
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。