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Fast and slow 11

  ある文章を読んで理解したときに
  あなたが連想したことこそがその文章の意味である。
これに従えば、論理的には等価の文章が、
全く違った反応をひきおこすことになる。

   標準的な経済学に登場する人間は、一貫して合理的な意志決定をする存在を仮定しており、著者は「エコン」と読んでいますが、実際の「ヒューマン」は「エコン」とは程遠い存在であると言っています。「エコン」ならば等価の文から違った反応が現れることなどない。でも我々は「ヒューマン」であり、その理解のしかたは、「システム1の連想」ということですね。「わかったつもり」で「スキーマ」「文脈」に注意すべき、と以前書きましたが、それに近い内容です。
  著者はものの言い方で連想内容がかわることを、「フレーミング効果」と呼びます。「アジア病問題」として有名だという事例が紹介されています(なぜアジア病なんだ!)。
 [前提]
  アジア病が大流行し、放置すれば600人の死者が予想されており、対策が検討されている。
対策A:200人が助かる。
対策B:1/3の確率で600人が助かるが、2/3の確率で一人も助からない。
  さてあなたならどちらの対策を選ぶか?

  では、次の対策Cと対策Dではどうか?
対策C:400人が死ぬ。
対策D:1/3の確率で一人も死なずにすむが、2/3の確率で600人が死ぬ。

  対策AとBを比べたとき、圧倒的多数がAを選び、CとDでは多くがDを選ぶ、ということです。期待値にしたら4つとも全く同等なのに、心理的には大きな差が現れるんですね。
  会社や、各種の団体のなかで合意形成のイニシアティブをとっていこうとするとき、このフレーミング効果は重々意識しておかないといけませんね。なんせ言い方だけで180度結論が変わってしまうのですから。経営に即断即決が求められる現代社会ではなおさらです。
  なかなか自分の意見が通らないと嘆いている方は、論理思考など「エコン」の力を増す努力よりも、「ヒューマン」のこのフレーミング効果を熟知する努力をしたほうが良いのかもしれません。
 

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ビジネス書の気に入ったフレーズをデスクトップに貼り付けて自己啓発に努めています。その内容をこのブログにてアップします。

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