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里山資本主義 3/3

孤立した私と子供が保育園に行って先生に預けて帰るという、
ただ単にそれだけの関係ではなくて、
周りの人に生かされている。
それがすごく暖かい。
私もすごく安心しますし、
子供も色々な人との関わりを通して、学ぶものがたきさんある。

  庄原市、「過疎を逆手にとる会」活動は、数々の過疎地の問題をシステムを整えることでメリットに変えていく、素晴らしい事例だとおもいました。
  空き家があるから地域のお年寄りなどこ交流拠点となるデイサービスセンターをつくろう。
食材は商流にのせられず捨てられる運命の近所の野菜を利用しよう。その対価を地域通貨の形で還元しデイサービスセンター利用なとのために使ってもらおう。レストランも併設して雇用を生み出そう。さらに保育園を併設しよう。お年寄りと子供の交流も増える。
  ここまでくると立派な一つの文化圏です。
この本曰く、
  「お年寄りもお母さんも子供も輝く装置。」
また、
  「お役立ちはクロスする。絆は、他の人の役に立つという機会を増やす。張り合いが出て、元気になっていく。」
  お年寄りが交流をはかるために病院に集う社会、あるいは老人ホームに閉じこめられ、主治医すら管理される社会、保育所に入所できず信用できないかもしれない施設に子供を預けるしかない社会、そんな社会よりよほど健全です。
  「逝きし世の面影」に書かれた江戸時代末期の日本の社会を彷彿させます。古き良き時代の仕組みが、ささやかながらも資本主義のシステムの上に載せられる、それだけでも素晴らしい発想だと思いました。
 

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