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資本主義の終焉と歴史の危機 1/2

   「努力したものが報われる」と宣言して、
報われなかった者は努力が足りなかったのだと納得させることで、
先進国内に見えない壁を作り、
下層の人たちから上層部の人たちへ富の移転を図ったのです。
   収奪の対象は、アメリカであればサブプライム層と呼ばれた人たちですし、
EUであれば、ギリシャなど南欧の人たちです。
日本の場合は非正規社員です。

  えらい大仰なタイトルの本です。ついつい買ってしまいました。私の心の中に、「世の中はもう今まで通り発展を続けていくことはできないんじゃないだろうか?」という心配があり、この本は一定の答えを出してくれるんではなかろうか、という期待があったためです。
  石油はもう今まで通り増産できないかもしれない。人々の生活が豊かになるにつれて増えるエネルギー需要に社会は応えられるんだろうか。食料の供給は大丈夫だろうか?水は?経済の規模はどんどん大きくなり、実体経済とのミスマッチが大きくなっているように感じるが大丈夫だろうか?昔の日本はとても均質な社会だったのに今は格差がどんどん大きくなっている。このままでいいのだろうか?etc. etc.... 資本主義は成長を前提とするのに、もうフロンティアがほとんど残っていないこの世の中において、資本主義社会はどちらに向かおうとしているのか?
  私の世代はともかく、これから社会に飛び出たんとする子供たちのことを考えるととてつもなく心配です。

  上に書いた疑問のひとつ、「昔の日本はとても均質な社会だったのに・・・」の答えが冒頭の言葉です。
 資本主義とは、少数の人間が利益を独占するシステムであり、常に「中心」が「周辺」にたいして蒐集を行う、ということとされています。これまでは、「中心」は先進諸国、「周辺」は発展途上国でしたが、全世界が等質になっていく過程にある現代社会では、その差は小さくなっていきます。
  そして、全世界が等しく豊かになっていくすばらしい未来が待ち受けている…のでしょうか?
  そうはならない、というのがこの本の主張です。資本主義は、蒐集(搾取)する性、「中心」と「周辺」、「蒐集する人」と「蒐集される人」を作らないと成立しない宿命にある、というわけです。国家、地域間の格差が小さくなってきた今、「中心」と「周辺」はどこに生まれるのでしょうか。それぞれの国の内側に生み出される、というのがこの本の結論です。この本の言葉を借りれば、

  グローバル資本主義とは、国家の内側にある社会の均一性を消滅させ、国家の内側に、「中心/周辺」を生み出していくシステムである。
  そして、各地域において、「周辺」とされる立場の人々が、「サブプライム層」、「南欧の人々」そして「非正規社員」ということです。・・・・・・・



 

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